YouTubeでは”見られない”授業動画も、やっぱり有益

中村 翔 中村 翔

こんにちは!
wagaco塾長の中村です!!

2011年頃からYouTubeに授業動画をあげています。
塾生さんの家庭学習をサポートするために、作っていました。

当時は今ほどYouTube全盛というわけではなく、授業動画も少なかったです。
だから、けっこう見られていました。

この動画のように10万近く再生されている動画もあります。

「これはすごい!YouTubeだけで食べていけるかも!!」

なんて夢想した時も、正直ありました。
実際、中高の数学をYouTubeだけでマスターできるように、全部動画を作りました。

ただそれと同時に、他にも授業動画をあげる人も増え、「教育YouTuber」という言葉も生まれました。
教育に限らず、芸能人の参入もあり、YouTubeは進化し続けました。

YouTube本社での勉強会に招かれた時に聞いた言葉が印象的です。

「これからは、教育=educationに、娯楽=entertainmentを加えた、エデュターテイメントが、”YouTube内では”当たり前になる。」

その結果、授業動画にしろ娯楽動画にしろ、ライバルが増えました。
だから以前と同じような授業動画をあげても、今は昔よりも再生されにくいです。
これは多くの教育YouTuberが経験している状況です。

それでもやっぱり。
個人塾にとって授業動画を作ることは、やっぱり有益です。

それは、次の3つの理由からです。

① 生徒さんの自習や家庭学習で、独りで勉強できる
② オンライン授業に使える
③ 信頼につながる

まず1つ目、「生徒さんの自習や家庭学習で、独りで勉強できる」

僕の塾は、基本的に完全1対1の個別指導です。
授業以外の時間に、「これをやっておいてね。」とプリントを渡します。

そのプリントに授業動画をつけてあります。
だから独りで勉強して、身につけることができます。

その後に、練習プリントをやってもらう。
授業では、その添削解説や、疑問点の解決を行うだけです。

動画のおかげで、授業時間をかなり効果的に使えるようになりました。

授業動画、作っておいて良かった!

次に2つ目、「オンライン授業に使える」

コロナ禍の中、オンライン授業を希望する方も少なくありません。

ただやっぱり、オンライン授業は教室よりも、大変です。
「生徒さんのノートを見ながら解説」するだけでも、準備が必要ですから。

だからこそ、授業動画が役立ちました。

  1. まずまとめ問題を解いてもらう
  2. できていない問題の授業動画を伝えて、やり直ししてもらう
  3. それでもできていない問題だけ、オンライン授業で解説する

のようなことができます。

授業動画、作っておいて良かった!

最後に3つ目、「信頼につながる」

塾って、特殊な商売だと思います。
お金を払う保護者様が、あまりサービス内容を見ることができないからです。

「なんだか分かっていないものに、お金を払う。」
それって、とてもハードル高いことですよね。

もちろん「無料体験授業」もありますが。
連絡して、時間をかけて塾へ行って、初めて会う人の話を聞いて、授業する。

これもなかなかハードル高くて、気軽に行動に移せません。

でも、授業動画があれば。
それを見れば、「苦手な問題、こんな解説してくれるんや。」が気軽にわかります。

授業動画を見るというのは、生徒さんにとって簡単な行動です。
塾からしても、先にある程度わかってもらってから来てもらえると、コミュニケーションが円滑になるので助かります。

授業動画、作っておいて良かった!

確かにYouTube授業動画は、めっちゃ労力かけて作らないといけないわりに、以前ほど再生されません。
「1ヶ月たっても再生数100にいかない。。。」
なんてことも、十分に考えられます。

それでも、上記の3つの理由から、個人塾にとって授業動画は有益です。
僕自身これからも、必要あれば、作り直していきます!

この記事を書いた先生

自宅塾、YouTube授業動画、自学自習用の教材作り、独学(簿記1級→数検1級→今英検1級)、学びエイド鉄人、プレミアリーグ(チェルシー)、ミスチルとサザン。

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